プロフィール

はじめまして。『防災家族』を運営しているmochiと申します。

ここでは、mochiがどんな人間で、どんな想いで当サイトを運営しているのかをお伝えできればと思います。

自身の経験談を赤裸々にお伝えしているので、少し辛い表現もありますが、この経験があるからこそ伝えられるものがあると思っています。

運営者ってどんな人?
  • 小学校2年生の時に阪神淡路大震災を経験
  • 社会人1年目で東日本大震災を経験

阪神淡路大震災での被災経験

発生日時1995年1月17日 午前5時46分
震源地淡路島北部
地震型直下型
マグニチュード7.3
震度6以上の県兵庫県
被害の特徴建築物の倒壊、神戸市長田区を中心に大規模火災発生。津波被害なし。
死者・行方不明者死者6434人、行方不明者3人(死者の9割近くが建物倒壊や家具の下敷きになるなどしての圧死)
全壊住家10万4906棟
被害総額9兆9268億円(兵庫県推計)

1995年1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災が発生しました。

小学校2年生の時のことです。

大都市直下型の阪神淡路大震災では、建物の倒壊とそれに伴う火災が深刻な被害をもたらしました。

当時私は大阪府吹田市にある大型マンションの7階に住んでおり、祖父母が兵庫県西宮市にある一軒家に住んでいました。

報道上の震度は、以下の通り。

  • 大阪府吹田市…震度6弱
  • 兵庫県西宮市…震度7強

しかし、実際に経験したものは、数値では測れないものでした。

阪神淡路大震災は、『直下型』とよばれる地震で、兵庫県西宮市にある祖父母の家は、30cm手前で大きな地割れが止まっている状況でした。

目の前の一軒家は、見た目上は家の形を保っていましたが、2階の床が全て抜け落ち、生活を続けられる状態ではありませんでした。

ちょうど朝食の準備をしている家庭も多く、震災後の火災が深刻な被害をもたらしました。

ライフラインが戻るのに、約3ヵ月もかかり、多くの人が極寒の中、小学校の体育館等での避難生活を余儀なくされました。

大阪にいた私達のマンションも、倒壊は免れたものの、ガスや水道は約1ヵ月間止まったままでした。

2段ベッドは部屋の中央まで移動し、テレビは棚から落ち、本棚や食器棚も倒れ、本棚のガラス扉も食器も、ガラスでできたものはほぼ全てが割れてしまいました。

危険だからと父が家の中でスニーカーを履くよう指示を出し、キッチンでお気に入りの食器を全て失い呆然とする母の背中が忘れられません。

東日本大震災での被災経験

発生日時2011年3月11日 午後2時46分
震源地三陸沖
地震型海溝型
マグニチュード9.0
震度6以上の県岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉
被害の特徴福島県相馬市9.3m以上、岩手県宮古8.5m以上、岩手県大船渡8.0m以上など各地で大津波観測。大津波によって沿岸部で壊滅的な被害あり。
死者・行方不明者死者 1万9689人(震災関連死を含む)、行方不明者2563人(関連死以外の死者の9割が津波による溺死)
全壊住家12万1995棟
被害総額16兆9000億円(内閣府推計)

2011年3月11日 午後2時46分、東日本大震災が発生しました。

大学を卒業した翌年の、入社1年目の時のことです。

東北地方太平洋沖地震は大きな津波と火災被害をもたらし、福島第一原子力発電所事故による災害は、その後の生活にも大きな被害をもたらしました。

当時私は仕事中で、東京駅八重洲口にある今の『GRANROOF(グランルーフ)』ができる前のビルの中にいました。

外にいる人が私のいるビルを指さし、何かを叫んでいるのが見えました。

ビルの壁にはひびが入り、ビルの防災センターの人も大パニックを起こし、館内放送をオンにした状態で被害状況を話してしまい、私は恐怖で足がすくんでしまいました。

館内放送の指示で一度は外に出るものの、隣のビルも被害が大きく今にも崩れそうだと言います。

外はどこも大型ビルばかりが立ち並び、外に安全な場所は一つもありませんでした。

結局元のビルに戻り、一夜を明かすことになりました。

館内にいる全員に、水と非常食が配られましたが、安心して眠ることはできませんでした。

当サイトに対する想い

2度の震災を経験し、自然災害への恐怖を身をもって知る私だからこそ伝えられることがあると思っています。

災害は、いつやってくるかわかりません。

災害がおさまった後も、すぐに『日常』は戻ってきません。

災害に視まわれた直後の行動が、あなたの、家族の、大切な人の命を左右します。

被災後を生き抜くために、『今』できることがたくさんあります。

どうか他人事にせず、近い将来やってくる『もしも』の時に備えてください。

今行動することで、失わなくて済むはずだった命を救うことができると信じています。