- 防災セットを自作する際の注意点
- 3COINSの防災グッズの欠点
- 防災セットを安くそろえるコツ
防災セットって、自分でも作れるのかしら?
今回3COINSで自作してみて、失敗だった点をお伝えしますね。
「防災セットが必要なのはわかるけど、市販のものは高い」
「もっと安くそろえたい」
「100円均一や300円均一で作れないかな…」
私もそんな思いで、3COINSの防災グッズを買ってみました。
ただ、結果的に300円均一での自作は失敗したなと感じています。
防災セットを自作しようと考えている方の参考になれば幸いです。
\本当に必要な防災グッズリストがダウンロードできます/
300円均一で自作した防災セット
「防災セットが必要なのはわかるけど、なるべく安くそろえたい。」
メチャクチャわかります!!
”今”必要ではないものにお金をかけたくないですよね。
実際に3COINSで売られていた防災グッズを買ってみたので、どんなものだったかご紹介していきます。
300円均一で自作した防災グッズとは
今回私が3COINSで購入したものは、以下の6点。
- 簡易トイレ(330円)
- アルミ寝袋(330円)
- 救急セット(550円)
- エアーマット(1100円)
- モバイルバッテリー(1210円)
- 防災袋(330円)
全部で3850円です。
ただ、持ち出し用防災グッズでは、他にも
- 保存水
- 保存食
- ホイッスル
- ヘッドライト
- ヘルメット
- 軍手
- 防災ラジオ
- マスク
- 歯磨きシート
- 圧縮タオル
- お湯なしシャンプー
- 身体ふきシート
- 除菌シート
- 爪切り
- トイレットペーパー
- ランタン
- サランラップ
- レジャーシート
を最低用意しなければなりません。
…これ、1つずつ用意するといくらかかるんでしょう^_^;
防災セットを自作する際の注意点とは
日本は災害大国です。
防災グッズが必要となるシチュエーションを想定して準備する必要があります。
そして防災セットには3種類あります。
- 持ち歩き用(外出時の被災を想定して)
- 持ち出し用(避難所生活を想定して)
- 備蓄用(家での被災生活を想定して)
災害のつど購入しなおすことのないよう、なるべく長期保存・複数回利用できるものを選ばなければ、コスパが悪くて損しますよ。
300円均一の防災グッズで失敗した点
100円均一や300円均一って、それ以上の価格のものもあるのに、なぜか安く感じてしまうんですよね。
でも実際買ってみると、『正直微妙…』と感じるものも多くないですか?
私が今回買った3COINSの防災グッズが、まさにそれだったので、皆さんが失敗しないためにご紹介していきます。
✖ 簡易トイレ
被災時に一番困るのがトイレ問題です。
水道が遮断された中での公衆トイレは、汚物が溢れかえることが多く、数も少ないために、大きなストレスとなります。
そのため、防災グッズとして簡易トイレは真っ先に用意したいところ。
ですが、3COINSの簡易トイレは1回分しかなく、青い袋も不燃紙のようなもの。
しかも、『小』しか想定していません。
持ち歩き用ならまだしも、避難時に持ち出す用としてはNGです。
\避難時には1日5回×3日分が必要!/
△ アルミ寝袋
避難所は、学校や体育館、公民館などの場合が多く、空調設備が整っていません。
そのため、就寝時の防寒対策として、アルミ寝袋が必須です。
コンパクトで悪くはないのですが、ペラペラすぎるので、十分な防寒は期待できなさそうです。
300円でこのレベルなら、4層構造で長期保存が可能なのに500円程度で買える、DANNOのアルミ寝袋が良いですよ。
\軽量でコンパクト!/
△ 救急セット
これは550円しました。
手のひらサイズの少し固めのケースに入っていて、中身は6点。
正直、これで550円は高いなぁと感じました。
ただ、人工呼吸時に使えるCPRマスクは、なかなか購入することがないので良かったと思います。
『救急セット』としては、
- 絆創膏(ばんそうこう)
- 消毒液
- マスク
- かゆみ止め ※夏
- 虫よけスプレー ※夏
は最低限必要だと思うので、これらは追加の必要があります。
\保育園でも勧められました!本当に虫が来ないんです!/
△ エアーマット
こちらは1,100円商品。
避難所は学校や体育館などの固い床の上で生活をしないといけないため、エアーマットも必須です。
膨らます用のポンプもついて1,100円は安い!と思ったのですが、実際に開けてみると『う~ん…』という感想。
青い口から空気を入れて白い口から空気を抜く仕様。
空気を入れる際、ポンプから空気が漏れるので、なかなか膨らみません;
本当に、ないよりマシ、といったレベル。
これでは一晩しのげれば良いくらいの感じですね。
キャンプ用品でも使われるエアーマットは、3,500円くらいしますが押すダケで膨らむ式のものがあるし、繰り返し使えるのでオススメです。
\Amazonが一番安いです!/
△モバイルバッテリー
これは1,210円しました。
ちょっと失敗です;
なぜって、
- 1,500円も出せば10,000mAhのモバイルバッテリーが買える
- iPhone2回分相当とあるのにType-Cは使えない
- 最大出力10Wで、充電に時間がかかる
2つ目は完全に私の落ち度なんですが。。
付属品はmicro USBのみという点を見落としていました;
出力も5.0V-1A/2.1Aなので、充電にかなり時間がかかります。。
だったら、BLUEDOTのモバイルバッテリーの方が断然コスパが良いです。
でも主人には、「モバイルバッテリー買うなら3,000円くらい出してもっと良いもの買うべきだ」と言われました。
…ごもっともです。
\最大出力18W!価格.COMでも人気!/
△防災用持出袋
これは必要なかったのですが、どんなものか見たかったので購入。
不撚糸でできているので軽く、反射テープつきなので子どもには良いと思います。
今回買ったものを全て入れても、1.1kgしかありませんでした!
ただ、台風や大雨による避難が多い中で、防水でない防災リュックは意味を成しません。
せっかくの携帯トイレが、雨水で使えなくなったらどうしますか?
本来はトイレットペーパーやおむつ、ナプキンなどの準備も必要です。
せっかく準備したものが使えないなら、準備する意味ないですよね?
\防災リュックは防水かつ外ポケットが多いものを選びましょう/
その他300円均一で揃うもの
他にも、
- 懐中電灯(330円)
- スクエアタンク 5L(330円)
- スクエアタンク 10L(550円)
- ペット用防災ハウス(1100円)
がありました。
懐中電灯は防災ラジオつきのものが良いので購入しませんでした。
スクエアタンクは10L版を購入。
持ち出し用の防災グッズには不要ですが、備蓄品として必須です!
\ソーラー充電式のダイナモ防災ラジオは携帯の充電も可能!/
防災セットを自作するとコスパが悪い
防災セットを自作する理由って、正直「安くすませたいから」ですよね?
でも、実際に自作してみると、めちゃくちゃコスパが悪かったんです。。
その内訳をご紹介しますね。
追加で必要な防災グッズの費用
前述した追加で最低限必要な防災グッズの費用はこちら。
- 保存水(500ml×4本)440円
- 保存食(3食)1320円
- ホイッスル 550円
- ヘッドライト 2200円
- ヘルメット 4950円
- 軍手 110円
- 防災ラジオ 5500円
- マスク(使い捨て7枚)440円
- 歯磨きシート 550円
- 圧縮タオル(10枚)1100円
- お湯なしシャンプー 550円
- 身体ふきシート 550円
- 除菌シート 550円
- 爪切り 110円
- トイレットペーパー 110円
- ランタン 3300円
- サランラップ 110円
- レジャーシート 110円
総額22,550円。
先ほどの3COINSで購入したものと合わせると、 26,070円!!
高っっ!!!!!!
しかもコレ、防災リュックなしで、たった一人分の金額ですからね??
防災グッズを安くそろえるコツ
防災セットを自作すると2万円超え、となると、正直、揃える気なくなりますよね。。。
でも、日本は災害大国ですから、揃えないわけにはいかないんですよ。
じゃぁどうするか?
市販の防災セットを活用しましょう!
金額はピンキリですが、だいたい 10,000円前後で購入できます。
しかも、防水リュックに入っていて、お菓子や携帯ウォシュレットなどの細かいケアまでなされていてのお値段です!
安くすませたい人こそ、市販の防災セットを活用しましょう。
まとめ|防災セットを自作すると損をする
私が3COINSで実際に防災グッズを購入して感じたのは、本当の被災生活を知っている人が作ったものではないということです。
- 避難所生活では一番トイレに困るのに、たった1回分しかない
- ケガの応急処置に必要な救急セットに絆創膏すら入っていない
- アルミペラペラでエアーマットも空気が漏れる
- 防災グッズを入れる袋が防水ではない
失敗点を挙げるときりがありません。
その上、追加で必要な防災グッズは20点近くある。。
せっかく準備しようと思った気持ちも、「また今度でいいか」ってなっちゃいますよね。
私は阪神淡路大震災と東日本大震災を経験したからわかります。
大災害は、起きた当日だけでなく、その後1週間を生き抜くのが大変なんです。
今回の検証で、防災セットを自作するとコスパが悪いことがわかりました。
どうか、市販の防災セットで、もしもの時に備えてください。
ただし、市販品でもカンペキではありません。
ベビー用品や女性用品は入っていませんからね。
本当に必要な防災グッズリストをコチラの記事でまとめています。リストをダウンロードできるので、ぜひご活用ください。